プレイヤーズハウス通信 第5号
平成27年1月10日
ジュニアリーグ入れ替え戦(11月15日〜16日:春日公園)結果報告
山口 みやび 4位(リーグ入り)
サーキット熊本大会(11月22日〜:熊本県民運動公園・パークドーム)結果報告
16歳以下
シングルス
服部 太陽 予選
松葉 朋夏 予選
山口 みやび 予選
ダブルス
松葉 朋夏 3位
山口 みやび 3位
サーキット宮崎大会(11月29日〜:宮崎県総合運動公園)結果報告
16歳以下
シングルス
松葉 朋夏 6位
山口 みやび 1R
ダブルス
松葉 朋夏 予選
山口 みやび 予選
サーキット大分大会(12月6日〜大分スポーツ公園だいぎんコート)結果報告
16歳以下
シングルス
松葉 朋夏 予選
山口 みやび 6位
ダブルス
松葉 朋夏 3位
山口 みやび 3位
サーキット佐賀大会(12月13日〜:嬉野市立鷹ノ巣公園)結果報告
16歳以下
シングルス
渡邊 由貴 予選
サーキット北九州大会(12月20日〜:ウエストサイドテニスクラブ)結果報告
18歳以下
シングルス
石橋 凌 予選
ダブルス
石橋 凌 予選
学年別テニス大会(12月14日〜:九州国際テニスクラブ)結果報告
高校2年生の部
シングルス
石橋 凌 ベスト16
中学生の部
弘中 健太 3位
石原 一輝 ベスト8
ダブルス
石原 一輝 ベスト8
九州ジュニアサーキットマスターズ大会(1月4日〜:熊本パークドーム他)結果報告
16歳以下
シングルス
山口 みやび 1R
冬休み強化練習会を終えて
昨年同様の寒い中での練習です。年末の試合にそれぞれ出場し、自分の課題に取り組みます。
冬場は毎年そうなんですが、私はカイロを足の裏、背中、腰と張れるだけ張りつつ寒さと戦う毎日でした。(出来れば手にも張りたい)
昨年はジュニアリーグに山口みやびが入ることが決まり、毎月1回福岡県内の同世代と交流試合を経験する機会に恵まれる事となり、本人にはとても良い刺激になると思っています。なかなかクラブ以外の選手と試合が出来る機会が本番の試合以外にない為、14歳以下の子供達には頑張って是非ジュニアリーグ入りを果たしてもらいたいと思っています。(ちなみに私もその昔のジュニアリーグ出身です)
さて、年末年始強化練習会ではまず普段出来ていない長めのトレーニングを行いました。
追い込む練習ですので当然きつくないわけありません。最初からイヤそうな表情をもれなく全員しています。が、コーチとしては「自分の為でしょ」と、かるーくあしらいます。(心では泣いていますが)
追い込む練習の最大の目的は「自分の限界を1歩超えることが出来るんだという経験をさせること」です。もうだめだ・・・という所から「もう一歩行くんだ!!」という気持ちを出せないと残念ながらそこからの進歩はありません。
自分に負けることは簡単ですから。自分の足りない部分をきちんと目標としそれを超えようと出来るかどうかに全てかかっています。が、きつい練習になるとやりたくない気持ちは表情や態度に出ます。そこから自分で「何の為にこのきつい練習をするのか?」という所に戻れれば「勝ちたい」からだな、と思えるはず。思考の切り替えです。普段の生活でも、いろんな場面で「嫌なこと・やりたくない事」にぶつかるはずです。その状況から「逃げる・後回しにする」選択と「超えていこう」とする選択と必ず2つの道があります。私の経験からですが、その時「逃げる・後回しにする」道を選ぶと、「もう一度その課題は何らかのタイミングで必ず自分に降ってくる」と思います。ということは、早いうちにクリアした方が後々きつくないのです。というより、「これをクリアするとどんな良いことが待っているんだろう」くらいプラスに切り替えてほしい。難しいと思われるかもしれませんが、やってみると簡単です。先のことばかり考えるからきつくなるのです。「今、やれるところまで」でいいのです。全ては「今この瞬間」から始まります。「今」変わることができれば「明日」は必ず変わります。変わらないと「明日」も「来年」も変わることはないのです。時間は平等です。そして自分で決めることが出来ます。この事に気付けると本当に楽になります。子供たちには今は分からないでしょうが、夢中で好きなことをやれる時間は本当に短いと思います。後悔だけはしてほしくありません。私自身はというと、あまり「後悔」したことは多くない方だと思います。今思うと、それはいろんな辛い時期も私なりに「越えよう」としてきたからじゃないかなと思います。もちろん、「逃げた」時期もあります。しかしモヤモヤした気持ちは残るんです。自分が一番よく分かっているんですね。自分からは逃げられない。そんな時、私の側には残念ながら誰もいませんでした。支えてくれるコーチがいたら…と。コーチがいたらどんな結果になっていたのかなと。(頑張れなかったのは自分のせいですけどね)そこで感じたのは、「子供達に同じ思いはさせたくない」ということでした。コーチになってから15年ほど経ちますが、今でも軸になっているのはこの部分です。自分の力を出し切っておかないと、必ず後悔します。「あの時もっと頑張っておけばよかったな」「もっと頑張っていたら自分は今どうなってたのかな?」と思わせるのだけは避けたいのです。そういう意味でも「追い込む」ことにはちゃんと意味があるのです。
子供の中には自分では気付けない多くの可能性の種が眠っています。それは自信とともにしか芽を出しません。追い込むことで種が出来、超え、褒めることで芽になっていきます。しかしなかなか自分では追い込めません。その可能性を少しでも多く引出すことがコーチ陣の仕事でもあります。そして達成した時は遠慮なく褒めることで少しずつ自分の自信に変えていくことが出来るようになると思います。
物は何でもある程度手に入る時代。そういう時代に生きる子供たちは「自分が本当に欲しいものや自分の居場所、自信」を見つけられずにいる子は多いなと感じます。ですが近道はありません。「ぶつかって、考えて、行動し超える事」でしか見つけられないと思います。そういう機会にテニスを通して恵まれているのではないかなと思います。保護者の皆様にはそういう機会を与えていただいていることを、子供たちは本当に感謝できるようにならなければいけません。
自分に自信を持ちたいと誰もが思っています。地道に継続することが自分への自信に繋がる一歩です。そんなことは分かっちゃいるけど…という子供が大半です。(大人でもそうですね)今回で3回目の強化練習会、長めの練習をする中でやはり基本的な部分の徹底が一番近道だね、という事になりました。
まずは、「今!どんなボールでも諦めずに追いかける」「今!やれることを1つずつ全力でやってみる」「今!考えを掘り下げ、ぶつかってみる」ことを今年は更に徹底してやっていこうと思います。
そして1歩ずつ階段を登り、まだ見たことのない景色を子供たちに見せたいと思います。その時の子供達はきっと私達が見たことのない自信に溢れた良い表情をしているはずです。
そんな子供たちの顔を見るべく!今年も一年、オーナー・受付・コーチ一同全力でサポートしていきますので、保護者の皆様どうぞ宜しくお願い致します!!
プレイヤーズハウス
岸田 舞